レンタルサーバ徹底比較: suEXECが利用可能なレンタルサーバ

セキュリティ上、レンタルサーバ(ここでは、「共有サーバ」の意味。)でCGIを利用する際には、suEXECが使えることが望ましいです。なぜなら、共有サーバでは、suEexecを利用しなければ、パーミッションにいくら注意を払っても、自分と同じサーバを使っている他の利用者からプログラムファイル・データファイルを盗み見られる危険性があるためです。

suEXECを使っていない場合、nobody(もしくは、webuserなど。)の権限でCGIが動くことになり、nobodyにファイルの読み込みや書き込みの権限を与える必要があります。そうなると、ファイルのサーバ上のフルパス(/home/****/public_html/ファイル名)が分かっている場合(どうすれば分かってしまうことがあるのかの詳しい説明は、セキュリティ上の理由により割愛します。)、プログラム内に書かれた重要情報(パスワードやデータベースのスキーマ、データファイルのパスなどを含む)やデータそのものが漏れる危険性があります

そのため、nobody権限ではなく、ユーザー権限でCGI※1が動くsuEXECの利用(パーミッションで言えば、755・705ではなく700や701で動く※2。)が望ましいのですが、suEXECはどんなレンタルサーバでも利用可能なものではなく、限られています。そこで、suEXECが利用可能なレンタルサーバをまとめてみました。

※1 ここでいうCGIとはPerlで作成したものだけでなく、CGIモードで動作させているPHP(一般的には、Apacheのモジュール版(DSO版)として動作させている場合が多いです。PHPプログラムをCGIモードで作成している場合は、(一般的には)プログラムの一行目に「#!/usr/local/bin/php」などのパス指定が必要です。)を含みます。

※2 CGI版PHP(+suEXEC)の場合もパーミッションは700や701で動くのが普通です(一般的なDSO版は644もしくは604のパーミッションで動きますね。)。


情報の詳細については細心の注意を払っていますが、必ずリンク先でご確認ください。。最終更新日:2007年12月31日)

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ちょっと寄り道suEXEC or SuExec or suExec or suexec?
どうでも良いことかも知れませんが、このページでは、「suEXEC」という表記を採用しました。本家のApacheのページ:
http://httpd.apache.org/docs/2.0/ja/suexec.html
では、「suEXEC」という表記になっているためです。(URLのファイル名はさすがに全部小文字ですが・・・)

個人的には、私は長らくの間、「suExec」を使ってきましたが・・・。Googleで検索してみると、他に「SuExec」や「suexec」、「Suexec」などの表記もありました。



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